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【書評】現代の生活を見直すきっかけに!「フランス人は10着しか服を持たない」を読了しました

フランス人は10着しか服を持たない~パリで学んだ“暮らしの質

一部でミニマリストの教本のようになっている本、「フランス人は10着しか服を持たない」を読了しました。

本の内容紹介(Amazon商品ページより引用)

 高級料理を食べて、たくさん買い物をして、あちこち旅行をしても、心からの満足を感じられないあなたへ。典型的なカリフォルニアガールだった著者は、フランスの貴族の家にホームステイすることになる。その家を取り仕切るマダム・シックから学んだのは、毎日を“特別な日”のように生きること。間食はせず、食事を存分に楽しむ。上質なものを少しだけ持ち、大切に使う。日常のなかに、ささやかな喜びを見つける。情熱的に、お金をかけずに、生活を心から楽しむ方法。

 本の内容を要約すると、自分の本当に大事な物や事にだけフォーカスし、シックでエレガントに暮らそうというものです。

 以前読んだ佐々木典士さんの「僕たちに、もうモノは必要ない」とおおよそ似た内容ですね。

yoshihurabon.hatenablog.com

200ページ程の本でわかりやすくスラスラ読めます。話の内容もけっこう面白いです。本のタイトルにあるように、フランス人はなぜ10着しか服を持たないのかというと、自分のスタイルに合ったものしか物しか持たない。ベーシックで良い物を持つということらしいです。

(※因みに10着の中には上着(ジャケット、コート)、ドレス(スーツ)、アクセサリー(帽子、手袋、マフラー)、靴、下着類は含みません。10着という数についてはトップス、パンツについてのみ適用されるようです。)

 

本の中の話で、アメリカ映画ではヒロインが毎回違う服装をして登場しており、それに対しフランス映画に出てくる女性は同じ服を着ているのが普通らしく、少なくとも同じ服を着ているのを2回は目にするそうです。確かに言われてみれば、アメリカ洋画に登場するヒロインは、毎日違う服を着ており、一度着た服がまた出て来ることはほぼありませんね。アメリカ映画でヒロインが同じ服を着ている場合はよほど貧乏か、精神的に参っているときだそうです。

 

服装についてだけでなく、生活スタイル全般について書かれています。最近の日本の生活も、大量生産・大量消費のアメリカ化していると言われていますよね。服も安く大量に作り、大量に買うスタイルが定着しています。

しかし、ここでそのスタイルを見直してみるのもいいかもしれません。昔の日本はこの本に書いてあるようなフランス人と同じで、良い物を大事に長く使用するというスタイルでした。昔は今より物もなく不便ですが、今よりも幸せが身近にあったはずです。今の生活は便利で魅力的ではあります。しかし、魅力が多すぎてつい欲に溺れてしまい、不幸になっていることが多いと思います。この本は現代の生活スタイルを見つめ直すきっかけになるかもしれません。

 それでは!